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空室率の推移と予測

(不動産市場のマーケティング:不動産市況)

1都3県の空室率の推移

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の推移データです。

● 推移の概要

東京23区だけが飛び抜けて低い数字となっています。
全体的に緩やかに高くなっていますが、埼玉県だけは2017年5月頃から減少に転じています。

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東京23区が飛び抜けて低くなっていますが、市部は反対に最も高い空室率となっています。
他の3県も県庁所在地とそれが以外でグラフ化にすると見え方は変ってくると思います。

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引用元:株式会社タス


● アパート系(木造、軽量鉄骨)

神奈川県が最も空室率が高く、増加率も高くなっています。
埼玉県は最も空室率が低く増加傾向も緩やかで、2018年は減少となっています。

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神奈川県の空室率が高いのは築年数の古いアパートが多いためで、新築・築浅の物件の空室率は高くないのかもしれません。
反対に埼玉県は築浅の物件が多く、現時点での空室率が低いのかもしれません。

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引用元:株式会社タス



● マンション系(S造、RC造、SRC造)

神奈川県は空室率が低く横ばい状態が続いています。
東京市部は大きく増加し最も高くなっています。
埼玉県は2017年1月に最も高い空室率となりましたが、そこから大きく減少に転じました。

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東京市部の空室率の高さは、高度成長期に造成した団地の老朽化による影響が大きいのではないでしょうか。
神奈川県は老朽化したアパートのマンションへの建替えが進み、空室率が低くなっているのかもしれません。

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引用元:株式会社タス

間取りから見た空室率


ファミリー向けの間取りに比べると、ワンルーム・1Kといった単身用の空室率が高いようです。

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単身者はファミリーに比べ一般的に入居期間が短く、空室となるタイミングが多くなります。
その半面、単身者向けの方が収益率が高いとも言われていますので、両方の面を考慮する必要があります。

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引用元:株式会社タス

空室率の予測

● 株式会社タスの予測

2019年以降も右肩上がりで高くなると予測しています。

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● 野村総合研究所(NRI)の予測

世帯数の減少と総住宅数の増加に伴って、2033年の空家数は約2,166万戸、空き家率は30.4%となる見通しです。

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引用元:
 予測値は野村総合研究所(NRI)
 実測値は総務省「平成25年住宅・土地調査」
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