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訪日外国人の消費動向

(旅館業・民泊新法について:インバウンド市況・動向)

国籍・地域ごとの消費額

● 国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額と構成比

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● 消費額 上位5位
 1位:中国 (4,706億円) アジア圏
 2位:台湾 (1,457億円) アジア圏
 3位:韓国 (1,227億円) アジア圏
 4位:米国 ( 946億円)
 5位:香港 ( 904億円) アジア圏

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米国を除きアジア圏が占めています。

引用元:
 2019年4-6月期の全国調査結果(1次速報)の概要
 1.国籍・地域別にみる訪日外国人旅行消費額

1人当たり支出額

● 訪日外国人1人当たり旅行支出額
(2019年4月~6月期の1次速報値)

 - 1人当たりの旅行支出 (a)
 - 旅行者数 (b)
 - 旅行消費額 (a×b)

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● a.1人当たり旅行支出

 1位:フランス   (242,491円)
 2位:英国     (235,327円)
 3位:オーストラリア(231,674円)
 4位:中国     (227,221円) ※唯一のアジア圏
 5位:スペイン   (210,553円)

  → 上位を占めているのはヨーロッパ・オーストラリア

・アジア圏のみの順位
 1位:中国    (227,221円) ※ 国・地域別 1位
 2位:シンガポール(172,188円)
 3位:インド   (169,363円)
 4位:ベトナム  (166,561円)
 5位:香港    (154,910円) ※ 国・地域別 5位
 6位:タイ    (137,857円)
 7位:インドネシア(136,775円)
 8位:マレーシア (130,750円)
 9位:台湾    (122,831円) ※ 国・地域別 2位
 10位:フィリピン (119,764円)
 11位:韓国     (69,013円) ※ 国・地域別 3位

 → 中国を除き、アジア圏の支出は高くない


● b.旅行者数 (b)

 1位:中国 (200.2万人) アジア圏
 2位:韓国 (177.1万人) アジア圏
 3位:台湾 (116.6万人) アジア圏
 4位:香港 ( 58.2万人) アジア圏
 5位:米国 ( 49.8万人)

 → アジア圏は旅行者数が多い


●1人当たりの支出額のまとめ

中国
 旅行者数が多く、1人当たりの消費額も多い

アジア圏(中国を除く)
 旅行者数は多いが、1人当たりの消費額は少ない

ヨーロッパ・オーストラリア
   旅行者数は少ないが、1人当たりの消費額は多い


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- 中国・韓国・台湾・香港は日本に近く渡航費が安いので訪日しやすい
- 消費額・旅行者数が多くビックマーケットと思われがち

旅館業・民泊で重要なのは「1人当たりの宿泊費」

引用元:
 2019年4-6月期の全国調査結果(1次速報)の概要
 3.訪日外国人1人当たり旅行支出

消費額を項目ごとに分類

● 費目別にみる訪日外国人旅行消費額
 2019年4-6月の消費額と構成比のグラフです。

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 1位:買物代:(4,689億円)
 2位:宿泊費:(3,729億円)
 3位:飲食費:(2,703億円)
 4位:交通費:(1,263億円)
 5位:娯楽等:( 424億円)
 6位:その他:(  3億円)

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- 宿泊費は2番目に多い金額
- インバウンド向けの宿泊ビジネスは方向性として間違っていない

引用元:
 2019年4-6月期の全国調査結果(1次速報)の概要
 2.費目別にみる訪日外国人旅行消費額

1人当たりの宿泊費と平均泊数

国・地域ごとの宿泊費と平均泊数に注目してみます。

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● 宿泊費のみのランキング

宿泊費の順で一覧表を作成しました。(平均泊数は参考です)
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●全体の上位5位
 1位:フランス   (125,338円)
 2位:英国     (123,569円)
 3位:オーストラリア(102,703円)
 4位:ドイツ    (109,031円)
 5位:イタリア   ( 98,701円)

●アジア圏の上位5位
 1位:インド   (72,668円)
 2位:シンガポール(70,825円)
 3位:インドネシア(47,456円)
 4位:香港    (44,811円)
 5位:タイ    (44,533円)

 → 中国・韓国・台湾は上位10位にも入っていません。



● 平均泊数のランキング

平均泊数の順で一覧表を作成しました。
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●全体の上位5位
 1位:フランス   (15.0泊)
 2位:イタリア   (14.8泊)
 3位:ドイツ    (13.8泊)
 4位:その他    (12.8泊)
 5位:オーストラリア(12.3泊)

●全体の下位5位
 17位:タイ (6.0泊)
 18位:中国 (5.9泊)
 19位:台湾 (5.8泊)
 20位:香港 (5.5泊)
 21位:韓国 (3.1泊)

 → 中国・台湾・香港・韓国が下位5にランクイン

引用元:
 2019年4-6月期の全国調査結果(1次速報)の概要
 5.訪日外国人観光客1人当たり旅行支出

全体のまとめ

●全体の傾向
 - 1人当たりの宿泊費はヨーロッパ地域が比較的高い
 - 平均宿泊数もヨーロッパ地域が多い傾向にある

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 アジア圏よりもヨーロッパ地域を主ターゲットにした方が、収益性は高いと思われます。
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