不動産会社(宅地建物取引業者)が全国で何社あるかご存知でしょうか。 大臣免許の業者が2,431社、知事免許が120,985社の合計で 123,416社です。
そして過去20年間の業者数の推移を見てみると、平成9年から減少傾向にあり平成25年は122,127社まで落ち込んでから 上向きに転じ平成28年は123,416社まで増加しています。不動産業界は活況を呈しているようです。
■ 監督処分数
不動産会社数の推移と監督処分(行政処分)された会社数の推移を見比べると、 不動産会社数の増減に1~2年ほど遅れて処分される会社数が追い付いていくという相関関係が見えます。 減少傾向にあった処分された会社数も、平成27年の227社から増加に転じ平成28年には251社まで増加しています。 更にその内訳を見ると、指示や業務停止に比べ「免許取消」が急増しており悪質な業者が増えているようです。
そして先程の相関関係から、1~2年後も処分される会社は増え続けると推測されます。
■ 情報の引用元
宅地建物取引業者数、宅地建物取引業者数の推移、監督処分数の推移については、 国土交通省の 平成29年9月22日 土地・建設産業不動産業課 発行の「平成28年度宅地建物取引業法の施行状況調査結果」を参照しました。
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