私はこれまでの人生で23回引っ越しをした経験があり、お部屋探しもその分何度となく経験してきました。 その際に、「あともうちょっとここがこうだったらすぐに決めるのにな～」と思うことが何度もありました。 家賃や間取りは理想的なのに、キッチンだけがスペース少なくて納得いかないとか、 フローリングの素材が素敵なのに幅木と壁紙が微妙にそぐわないとか。
今振り返ってみて思うのですが、これは世の中の大家さんたちが「女性が本当に住みたいお部屋」 というものを分かっていないからではないかと思います・・・（勝手な言い分でごめんなさい）
新築でピカピカだったらいいんでしょ！収納もクローゼットがあればいいんでしょ！という感じで、 女性がお部屋探しをするときにどういうポイントが大事なのかというのは伝わっていないのだろうなあと思っていました。
衣・食・住のうち、「衣」はファストファッションブームのおかげでユニクロやＧＵなど 安価で好みのスタイルのものが手に入りやすくなっていますし、「食」もファーストフードから 高級レストランまで様々なランク・スタイルから選べるのに、「住」だけはあまりにも選択肢の幅が限られているように思います。
■受講のきっかけ
そう思っていた矢先、「ルームスタイリスト認定講座」という講習があると聞き、興味を持ったので受講してみることにしました。
ルームスタイリスト認定講座というのは、部屋が人々の暮らしや心に与える影響を重視し、「自分の理想とする部屋」がどんなものなのかを考え、 新築・リフォーム・引っ越し・模様替えなどのお部屋のあらゆる活動に役立てるための講座です。
2級の講座は導入編として自分の「好き」の理由を掘り下げ理想の部屋のイメージを広げることを趣旨としています。
※ 詳細はこちら
→ 「ルームスタイリスト公式サイト」
■受講する講座を選択
ルームスタイリストの公式サイトでは沢山の講師の方が支部別にご紹介されており、 受講カレンダーと講師の方のプロフィールがリンクされているのですが、 私はその中で稲村信子さんの講座を受講させて頂くことにしました。
・現役でインテリア関係のお仕事をされているのでそのお話も聞けそう
・他の取得資格（インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー１級、 二級建築士、キッチンスペシャリスト、などなど）が、私の興味あるジャンルを集中して取得されている
・ブログを読んで、日常的な細々を大切にしている方だと感じた
などの理由からです。
自分の「好き」を掘り下げる講座になると思われるので、 どういう講師の方なのかは重要だと思ったのでそこには時間をかけました。 結果的に、講師の方もご自身の経験やインテリアの分野に興味を持つきっかけなどを 話してくださって大変よい講座を受講することができたと思います。
※ 稲村信子さんの blogは
→ 「リラ・美・スマイル B-Style」
■講座を受講
講義の内容は、「理想の部屋」をイメージするところか始まり、理想の部屋造りのために持っている自分のこだわりを掘り下げていきます。
この講座では「色」に関して、色相・明度・彩度など一通りの考え方を学ぶことができ、 なんとなく感覚的に持っていただけだったものを論理的に整理できたように思いました。 更にそれが「部屋造り」という点でどのように重要になってくるのかという点が詳しく説明されており、 同一トーン配色・反対色配色などの理論をソファとクッションの例で説明されていて、なるほど！と思いました。 実際に自分のお部屋をコーディネートする事を考えた時にもソファとクッションはポイントになってくるはずなので、 イメージしやすくてよかったです。
また、視線の動きや家具のレイアウトなど視覚的効果を取り入れて部屋をすっきり見せたり広く見えるようにしたりするヒントも紹介されており、 こういった情報を体系的に学ぶことができたのは参考になりました。 今回は他の参加者の方が色彩のジャンルに詳しかったのでそちらの方面でも参考になる説明をいただけたのもラッキーでした。
■受講後の感想
私がこの講座を通して興味深いと思った点は、 講義の途中途中で参加者同士意見交換をする機会がふんだんにあるので、 お互いの好みの傾向や優先順位などを自然に意見交換できるようになっていたところです。 ちょっとしたおしゃべりがお互いの志向性の違いを掘り下げて考察することにつながっていたりして、 楽しみながらより深く学ぶことができました。
今回は2級ということで導入編でしたが、1級は応用編でお部屋作りのためのポイントをより具体的に学べるとのことなので、ぜひ受講したいと思っています。
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→ Roomスタイリスト（１級）